かながわ外国人すまいサポートセンターが2006年2月に、特定非営利活動法人(通称NPO法人)になりました。これは長い道のりと願いでもあったことです。2005年4月に開かれた会員総会でNPO法人になる決定がされ、その後準備等で10ヶ月後に認証までこぎつけたことになります。 NPOのいのちは、そこに掲げるミッションです。ミッションの実現こそ、最も大切なものです。 神奈川県内に住む外国籍県民が地域の中で住みやすくなる為のあらゆる努力をしなければなりません。 その為にも、窓口業務スタッフの質が大切です。ミッションの実現の具体的にない手として、スタッフに働きが問われることになります。このために、いろいろな研修プログラムを展開して、そのひとりひとりの質を高めていきたく願っています。横浜市との協働事業として、新規コーディネーター研修、既存コーディネーター研修を実施しております。又、私どものもっているノウハウをもとに神奈川県との協働事業を展開し、行政窓口相談職員多言語対応&相談マニュアルの作成を行っております。少しずつですが、ミッションにかなった働きをこれからも続けていきます。 2000年10月に『外国籍県民かながわ会議』として『外国人居住支援システム』を構築して、この実現の結晶が2001年4月に「かながわ外国人すまいサポートセンター」となったわけです。外国籍県民と共に生きるより良い地域社会づくりに寄与することを願って新しい歩みを始めているところです。
〜 前年度比 47%増! 新規と継続はほぼ同数に 〜 勿論相談者国籍は昨年同様多岐にわたっています。 総相談件数が千件を超えた事に対し、スタッフの間からも「ほぉー」という驚きの声があがりました。 そのうち、継続相談が半数。日頃、相談内容が容易でない事は実感していましたが、それが数字にもはっきり表れたという感じです。 当然ながら年度末に一番多く継続案件があります。新年度持ち越しは免れませんが、引き続き誠意をもって対処してまいります。
左側は継続合計 右側は新規月別件数パーセンテージ
留学生の物件探し、仕事で複数人が同じ場所に住みたい等の相談や、 家主さんからのお問い合わせ、講演・取材の依頼、各種問い合わせがこの1年で更に増加しました。
対象は母子家庭の母の相談対応者の皆様。 「NPO法人かながわ外国人すまいサポートセンター」を知っていただくため、活動内の紹介をしました。 まだまだ「すまセン」の存在を御存知ない方もあったようです。 不動産店の紹介、さまざまなトラブルへの対応、保証会社の紹介、通訳ボランティアの派遣、翻訳、公営住宅応募用紙記入のお手伝いほか多言語資料にはどのようなものがあるかも紹介させていただきました。 いままで相談内容についてデータをとっていたのは、国別・内容別でしたが今回、講師の依頼をいただき、初めて相談者別の統計をとってみました。 その中で、母子家庭と思われる相談が全体(H17年度4月〜2月まで新規相談件数484件)の約6%(29件の内訳:アジアが22件、中南米が7件)、私も初めて知りました。 相談対応者のなかには、外国人母子家庭を担当している方たちも多く、相談例を紹介しました。 ★ 仕事のない人がすまいを借りる方法はあるのか。 ★ 初期費用はいくらかかるのか。 ★ 保証人がいないので保証会社を利用したい。 ★ 県営住宅の申込書の記入については、どんなところを手伝ってもらえるのか。 ★ アパートを明け渡すときのいろんな汚れについて、支払えといわれたときの対処。 などの質問を受けました。なかには話を進めていた保証会社がつぶれてしまったので、ほかに信用できる保証会社を紹介してほしいという話もありました。何よりも先ず、契約する前に相談してほしいことをお願いしました。 良い結果が得られればそれに越したことはないが、相談してよかったと思ってもらえることが一番大切であること。 それにはひたすら耳を傾けること。何が出来るか、出来ないかをはっきり伝えること。 相談者が口に出しくいこと、聞きにくいことをどうやって聞き出すかを話し、無事研修会を終えることができました。
昨年5月、神奈川県立星陵高校で行われた社会人講話の講師として招かれ、通訳者として仕事、NGO活動についてお話しする機会を得ました。これがきっかけとなり、8、9,10月の間の5日間、星陵高校の二人の生徒さんがボランティアとしてすまセンで活動してくださいました。 明るく誠実なFさん、Hさん(当時高3)にすまセンの活動内容や外国籍市民がおかれた状況などをお話し、小さな作業のお手伝い等をしていただきました。相談者がいない時にはスタッフ達とおしゃべりしたりしながらすまセンの活動に関する理解を深めていただくことができたのではないかと思っています。更に、横浜市と協働で開いた新規コーディネーター研修にも参加していただき、相談を受けることの難しさ大切さを私達も共に学ぶことができました。 Fさんは、その後すまセンの活動についてレポートをまとめ、担当の先生から高い評価を受けられました。 この春Fさん、Hさん共にめでたく大学へ進学されました。すまセンで学んだ事をこれからの大学生活の中で是非生かしていただきたいと思っています。その他にも通訳者志望の星陵高校2年生の生徒さんからのインタビューや東京工芸大学、明治大学の学生さんからのインタビューなども受けており、すまセンの活動が広く周知されて来ていることを実感すると共にすまセンの存在意義と活動の重要性などについて改めて考えさせられました。
昨年12月に日本語検定試験一級に受かったすまセン中国語相談スタッフ王凌の初めての一句。 いかがですか?
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